なんとなく引用しておきたかった言葉

メモ代わりに引用。これが人生初の凱旋式(と言っても4回に分けて挙行)となる、54歳のインペラトールへの、軍団兵によるシュプレヒコール

ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中) (新潮文庫)

p98 1行目

「市民たちよ、女房を隠せ。禿の女たらしのお出ましだ!」
これではあんまりではないか、とカエサルは抗議したのだが、カエサルと十二年間も苦楽を共にしてきたベテラン兵たちは、敬愛する最高司令官の抗議でも聴き容れなかった。凱旋式に何を唱和しようとも、それは軍団兵の権利だというのである。